January 27, 2006

テリントンタッチ(T-touch)の基本

Tタッチは元々犬や猫に対してではありませんでした、気性の荒い馬を落ち着かせたりする為に、リンダ・テリントン・ジョーンズ氏が行った、パートナーとの信頼を深める方法です

まず、Tタッチとはマッサージと少し違います
何が違うかと言うと、愛犬(愛猫)に考えることをさせる方法でもあるからです
例えば、犬や猫が怖がっていたり、痛みがある場合、筋肉は硬直して自分の体の状態を知る能力が低下しています
そうした場合、Tタッチを行い、犬や猫が自分の体を違った感覚で感じられるように手助けをしてあげたり、痛みや緊張をほぐす事ができるようにします

と、こう書くと難しいのでは?と思う方もいると思います
が!
意外に自分みたいな獣医さんやトリマーの資格を持っていなくてもできます

Tタッチは滑らかな円を描くように指先の動作で肌を動かし体に一番良い状態を教える手助けをする方法です
Tタッチは基本的に円1周と1/4で行います
円を描くときは、人差し指、中指、薬指の指先を使います、親指と小指は支えとして使います、その時手と指は柔らかく弧を描くような形にします
指の関節を使ってTタッチは行います
円は一周して1/4で行い、また次の場所へ移動します

気性の荒い、または恐怖心のあるパートナー等には正面から行わず、横から行うようにしましょう
また、初めて行うときは、ノアのマーチと呼ばれる方法をまず行うのも良いです

ノアのマーチとは、パートナーを頭から背中等全身を滑らかなストロークで、気持ち良いと感じる所を撫でるようにします
どのタッチでも一緒ですが、パートナーが嫌がっている場合は、他の場所へ移動しましょう
あと、上記に書いた円を描く基本動作で、素早く体のあちこちに円を描く方法です
これにより、パートナーは次ぎにどこに手が来るのか予想がつかなくなります
力の掛け方も、軽いものからしっかりしたものまでいろいろ行います
マッサージと違い筋肉を動かすのではなく、肌を動かすという事を覚えておいて下さい

では、ここで一つ耳のTタッチを紹介します、これはほとんどの犬(猫)が好みます
出産中や強いショックを受けた時、怪我や外部からの精神的なダメージ等にも効果的です
耳は、体全体につながるツボがあるのはご存知でしょうか?
耳へのタッチは優しく耳を手で包み込みます、耳の付け根から始め、親指と人差し指で挟み、付け根から上へと軽く指に力を入れて行います
この耳へのタッチは、テリントン・ジョーンズ氏曰く
『獣医学的な緊急の処置ではなく、獣医師を待っている間の犬のストレスを和らげてあげるためのものだ。』と言っています
なんにせよ、気分をリラックスさせる方法の一つです

Tタッチで、パートナー自身に考える事を学ばす事により、信頼関係を深めていく事が可能です
また、パートナーだけでなく、飼い主である自分もパートナーである愛犬(愛猫)の体の状態を知る事ができます
人間同様に愛犬(愛猫)もストレスを感じるので、少しでもストレスを和らげてあげるようにしていきましょう

Posted by pest at 18:48:00 | from category: ペット | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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