July 08, 2009

何となく分かった様な気がする

カルミアが手について離れた距離であれば無反応になったのは、自分に目を向けて欲しいと言う事と、手がカルミアにとって自分を拒否または拒絶するものだったんだと思います。

チコリーを使う事で、マーキングや遊んでもらえない時に咬みに来る行為は落ち着いてます、同時に自分の事をちゃんと見てくれてるという安心感も出てきた為手に対しての反応が弱くなってきたのかと思われます。

それ以外で情報がありました、カルミアの元飼い主さんからの情報だったのですが、元の飼い主さんでも娘さんがカルミアの本来の飼い主さんだったのですが結婚後一緒に暮らす事ができなくなり実家に取り残された訳ですが、この後数日後にカルミアはストレスから気を失った様です。
これはメールをいただくまで知りませんでした。

カルミアにとって娘さんは信頼していた人物だった訳ですから、置いていかれた事で裏切られたまたはそれに近いショックを受けてしまったと思われます。
その後もストレスからくる症状があった様ですし、とても繊細な心の持ち主の様です。

予想するに、カルミアは取り残されたショックの緩和の為にたぶんご両親に対象を移したと思われます。
そうする事で心の平穏をはかろうとしたと思いますが、たぶん忙しい時など自分もたまにやりますがカルミアが膝の上などに来てバタバタとされると邪魔なので移動させる為に持ち上げて場所移動させる事があります、この行動または近い行動がカルミアにとっては自分を拒否された、または自分と言う存在を拒絶されたと思ったのではないかと。

その結果、持ち上げたりする訳ですからそれをさせない為に最初は手に対して攻撃していたのではないかと思います。
その後手を咬む事で自分の言い分なども通る事になってきたので段々とアルファ化が進んでいったのかも知れません。

これはあくまでも仮説に過ぎませんが、そう考えると手に対しての一連の行動が何となくパズルのピースが合う様に思えます。
その為チコリーを使い始めて、それまでは手に対しての異常な反応は消えていなかったのに、反応が薄くなってきた事が納得できた気がします。
それだけカルミアは心の傷を自分なりに解決しようとし、誰かと一緒に居たかったのかも知れません。

そういった事を踏まえて今後カルミアに合ったレメディと考えると。
ウォルナット、アスペン、チェリープラム、ハニーサックルなどを最初考えました。
ですが、今の状態から考えると安定はしてきているのでウォルナットは必要が無いだろうと思いました、次にチェリープラムもまだ使わなくてもいいかなと。
結果ハニーサックルとアスペンを順番に使って行こうかと思います。

ハニーサックルを選んだ理由は、カルミアにとって元飼い主の娘さんとの思い出はかけがえの無いものだと思います、ですが現実は我が家にやってきて我が家での暮らしの中で少しずつ前に進もうとしてる訳ですからそれを手助けする為に昔を良い意味で自分の中で消化していく為の手助けになればと思いました。
いつまでも昔を思い続けても先に進めませんから。

アスペンを選んだ理由は、カルミアにとってこれからの暮らしは不安がまだあると思います。
ですが、何について不安かははっきりしていない様な気もします、原因がまた環境が変わるのじゃないか?などであればミムラスなどでも良いかも知れませんが以前使用した時にあまり影響が無かった様ですので、不安や手に対しての特定した原因がある場合ではないのではないかと考えました。

これら以外にもまだこれが良いんじゃないか?と言うレメディはあります。
ただその中で今のカルミアにとってどれが一番必要なんだろうと考えると上記2つかなと思いました、対話から選べれば良いのですがカーミングシグナル以外犬語は分からないので。

今回相談にのっていただいたみなさん、また離れていても今でもカルミアを見守って下さってる家族の方々ありがとうございました。
手に対しての理由がいまいち掴めなかったのですが、分かった様な気がします。

今まで我が家にやってきたパートナー犬達は、我が家で迎え入れたらその後気にもしていない方が多かっただけに、カルミアは本当の家族として迎えられていたんだなと思いました。