December 11, 2006

あっ!という間だった

今日は朝の内に病院へ最後のうんちを持って行きました。
本当はカンナ本人を連れて行き、調べてもらえば良いのですが、苦しかっただろうと思うとそんな気になれなかった為、死の直前にしたであろう、うんちを調べてもらう事にしました。
分かる範囲は少ないと思いますが・・・

その後昼過ぎからカンナの火葬に行きました。
最後に病院で測定した体重は約22kgだったのですが、火葬前は約20kgになっていました。
我が家にきた当時は29kgで約9kg近く落ちてる。
いろいろな説がありますが、死んで軽くなるのは魂が抜けたからなど、本当はどうなんでしょうね?

最後のお別れの時に、カンナが遊んで欲しい時にくわえてきてた、紐を何重にもして作られた骨型のおもちゃも一緒に入れてあげました。

待合室で待ってる時に、今後あのでっかい手で殴られる事も無い、頭突きを食らう事も無い、尻尾の先が血が出るまで物に当たっても振り続ける事も無いんだなぁと思うと、短い間だったけどカンナと過ごした時間は濃かったと改めて思った。

教える事も確かに多かった、我が家にきた当時は躾のしの字もできていなかったので、「おすわり」すらできなかった。
多少苦労はしたけど、飲み込みは早い方だった。
散歩へ連れてけコールで近所の方には大変迷惑をかけていたのに、それでも近所の方からは評判は良かった。
本人はただ遊びたかっただけなんだろうけど、人に向かって吠える訳でもなく、当然噛み付く訳でもなく、たまに散歩中に他の犬から吠えられたり、噛み付かれそうになったりしてた事を除けば、人に対しては物凄くやんちゃで甘えだった。
その点は葉月とは正反対・・・(葉月は甘えだけど無愛想)

骨壺へ移すとき、肝臓のあたりの骨の色が黒ずんでいたので、やっぱり肝臓が機能をはたしていなかったんだと判った。
その他でも、骨の中など点滴を打っていたので、茶色っぽくなってた。

2本足で立たせれば、そこらの小さい子供並みにでかかったカンナも小さくなったなぁ・・・(骨壺の大きさは5寸だったかな?)

帰り道でふと思った事は、名前の神無月が悪かったのかな?と・・・
10月に我が家にきたので、神無月とつけたのですが、迷った名前が出雲。
神無月とは、いろいろな説がありますが、一般的に言われているのが10月は日本中の神様が出雲の国へ集まるから、神が居なくなる月で神無月とされてます。
出雲では神が集まる月で神有(在)月となってるようです。
他にも、神無月や水無月の「無」は「の」と言う意味という説などその他いろいろ。
うんちくはさておき、出雲と名付けていたらもしかして?(関係ないでしょうが)

名前の事以外に、もっと写真を撮っておけば良かった、もっと走り回らせて遊べば良かった、登録の時に血液検査をしておけば良かった、匍匐前進を教えれば良かったなどなど・・・

昨日は後ろ向きな事しか考えられなかったけど、今日は楽しかった思いでも含め気持ち的に楽でした。

昨日と同様に、今日もカンナは自室に居ます。
小さくなったけど、カンナが傍に居るようで落ち着いています。
今すぐに新しく黒ラブを迎え入れる事はできないけど、もう少し落ち着いたらまた黒ラブを迎え入れようかと。

疾風の様に駆け抜けて行ったカンナだったけど、我が家にきてくれてありがとう。
またいつか逢いましょう。